ご無沙汰しております、猫アレルギーの猫カフェオーナーです。

相当な期間ブログを更新しておりませんでした。申し訳ありません。

昨日、日本テレビ「ザ!世界仰天ニュース」にて、猫アレルギーの猫カフェオーナーとしてご紹介頂きました。

ものすごい反響で、HPのアクセス数は通常の約20倍を記録し、お問い合わせや応援メッセージ、たくさんのご来店で嬉しい悲鳴をあげております。

そんな中、Twitterでこんな質問を頂きました。

という事でした。Twitter上でリプライを書いていたのですが、あまりにも長くなりそうでTwitter上では書ききれそうにありませんでした。そこでご本人に許可を頂きこのブログを書かせてもらっています。

オーナーの猫アレルギーの症状は?

まず、私の症状を説明します。大まかには以下の3つです。

これはよくあるアレルギーの症状かと思いますが、あくまで「私の場合」として説明します。

くしゃみ、鼻水

これは誰でも分かると思いますがそのまんまで、くしゃみと鼻水が出ます。他の症状にも言える事ですが、症状の程度には波があって、調子が良くて全く症状が出ない日もあれば、一日中ティッシュが離せない日もあります。それから科学的根拠があるのかどうかわかりませんが、雨の日の前日なんかには高確率でこの症状がひどくなる傾向があります。

完全に余談ですが、私は幼少期からくしゃみをしすぎて、くしゃみの真似が抜群にうまいです。

目のかゆみ

これがなかなか厄介で、目が猛烈に痒くなって、目を掻かずにはいられなくなります。そして一度目を掻いてしまったらどんどん痒みが増し、最終的には目の粘膜?(眼球の白目の部分)が腫れてきます。粘膜が腫れてくると眼球が膨らんでるようなものすごい違和感で、左右の目の焦点が合わなくなります。焦点が合わないからといっても特に日常生活には問題はないですが、しばらく目が開かなくなる事もしばしば。

その時の眼球の写真があったので載せておきます。

【グロ注意】

まず正常な時の眼球

猫アレルギー症状眼球正常時

ピントがあってないので見えにくくてすみません。黒目の部分と、正常な白目です。

続いて症状が出た時の眼球です。

猫アレルギーによる目のかゆみ、眼球粘膜の腫れ

こちらもピントがあってなくて見えにくいですが、眼球の白目部分がブヨブヨになって黄色くなり、腫れています。この写真自分で見ても本当に気持ち悪いですね。

喘息

これが本当に危険です。昔猫カフェに住み込みで働いていた時、猫アレルギーなのはわかっていたのですがすごく呼吸が苦しくなる事がありました。ひどい時は横になると本当に息ができなくなって、しかも夜に症状が出やすかったために横になって眠れない事が頻繁にありました。状態を起こして座っていると楽なので、ベッドに座ったまま眠ることも多々ありました。

子供の頃実家で猫を買っていた時はこんな事はなかったんですが、症状からネットで検索するとおそらく喘息だろうとは思っていたんです。ですが病院嫌いなもので放置していると、少し風邪気味だったある日、酷く呼吸が苦しくなりました。救急車を呼ぼうかとも思ったのですが、あまり大事にして周りに迷惑をかけたくないという思いで徒歩で病院へ。歩く事もままならなかったので途中道端で座り込んで休憩しながら・・・。

病院で先生に言われましたが、喘息を放置していて今回の私のような発作で、呼吸困難になり死亡する、と言うケースが本当に多いそうです。死ななくてよかったね、と先生に言われました。

今では喘息の吸入薬があるのでそこまでの呼吸困難にはなりませんが、家でも店でも出かける時も、常に吸入薬を持ち歩いています。忘れてしまった時は、用事に遅刻してでも取りに帰ります。

猫アレルギーの対策は、特にありません

ここで先ほどの質問に戻ります。質問文からだけでは正確なことはわかりませんが、質問をくださった方は私より重度のアレルギーのように思います。おすすめの対策法を教えてくださいとの事ですが、今の所猫アレルギーを発症しないようにするには猫から離れる以外方法は無い、と病院の先生が仰ってました。それでも何か対策をと言うと、マスクをするとか、仕事終わりにすぐシャワーを浴びるとか、服はすぐ洗うとか常識的な事ばかりです。

ここまできて、おすすめの対策は?の質問に、「常識的な事以外特にありません」ではあまりにもひどいように思われるかもしれませんが、紛れもない事実です。ここは本当に理解してもらうしかありません。

猫アレルギーの人は猫の仕事は諦めるしかない?

これはとても難しい問題です。私から言えるのは、厳しいかも知れませんが「やめておいた方がいい」です。

私も先ほどの話の中の喘息が酷くなって病院に行った時、まず病院の先生からは、「この仕事はやめなさい」と言われました。でもその場で、「将来自分で店を持つつもりなのでやめません」ときっぱり言いました。今回の質問をくださった方も恐らく同じように病院の先生から言われているのだと思います。病院の先生は必ずやめなさいと言います。何故なら、そこには「責任」があるからです。

もし病院の先生が止めずに仕事を続け、もしもの事があった時には病院の先生が責任を問われます。危険な状態なのに何故止めなかったのかと。だからこそ、私は自己責任で続ける、と明言しました。こうすればもしものことがあっても病院の先生は「止めようとしたが、止められなかった」と言う事ができるようになります。勿論その代わりに文字どおり「自己責任」となります。

この責任とは何も体の事だけでなく、人生についても含まれています。仕事を続けていって、いつか途中でどうしても体調で仕事が続けられなくなり辞めてしまった時、その後何をするのか?こういったところまで含めて「自己責任」です。

質問をくださった方は、夢を諦められないと仰ってるのでこのあたりもう覚悟を決めておられるのかな?と思いますが、もしそうでなければ、ここの所は本当によく考えて下さい。

大事な事なのでもう一度言いますが、猫アレルギーで猫の仕事をするのは「自己責任」です。

それでも続けるなら私も陰ながら応援したいと思います。偉そうに長々と書いてしまいましたが、何かあれば可能な限り相談には乗りたいと思います。

アレルギーは辛いですが、それ以上に毎日とても楽しく幸せな仕事ができます。

是非頑張って下さい。

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